ゲバラの肖像画内務省の壁

お掃除に来てくれたチューバの女性が作った白鳥

旅のメンバーです。2人キューバ人がいます。さてどの方でしょうか。


 キューバホテル事情


3月10日、予定より1時間も早い4時にホテルに到着しました。「夕食まで時間があるから、ゆっくり過ごそう。」と思いながら自分の部屋のドアを開けて驚きました。

バスルームのタオルやマットがバスタブの中に入ったまま、部屋の掃除はもちろんベットメーキングも全くしてありません。そのうち来るだろうとしばらく待ったのですが、気配がないのでフロントに事情を話しに降りると、新藤先生がおられ、「まだ時間が早いからですよ。」とのこと。「ここはキューバ、キューバタイムで動いているのだな」と納得して部屋に戻り、絵手紙をのんびりと描きました。書き終えてもまだ来ないので、また下に降りていくと、まだ新藤先生がおられ、「遅すぎですね。フロントに言いましょう。」と事情をフロントに説明してくださると「すぐ行くから。」とのフロント嬢の答えに、部屋に戻って待ちました。スーツケースを開けて明日の準備をしたり、お風呂に入ったりしたいのですが、いつ人が来るかわからないので何もできません。でもゆっくり待つことにしました。

1時間近く待っても来ません。夕食の時間が迫ってきます。またフロントに行き、例のフロント嬢に話すと「そのうち行くから。」とのこと。「フロントの電話番号を教えてください。また下に降りてくるのは大変だから。」と番号を聞いて戻りました。しばらく待てども来ないのでフロントに電話すると、うるさそうな対応をされたので、ほかの部屋の様子を友人に電話でお聞きすると「すごくきれいに掃除してあるよ、ベットも白鳥が毛布で作ってあったし。」との返事でした。「じゃ、この部屋だけ掃除するのを忘れたのかしら」と思い、電話でなく下に降りて行って、フロント嬢に友人の言葉を伝えると「あなたの階の担当者が帰ってしまったので、もうできない」との返事でした。

そんなことってあるのかしらと思い、添乗員の唐沢さんに電話し、状況を説明している時、ドアをノックする音がしました。唐沢さんが「電話を切らないでそのまま来た人に対応して」とのことでしたので、急いでドアを開けましたら、掃除道具を持った中年の女性がかなりご機嫌悪い顔と態度でどしどし入って来て「何をすればいいのよ」とスペイン語で言った様子に、「部屋をきれいにしてください。バスルームも」と言うと、さらに御機嫌が悪い態度で「自分はこの部屋の担当者ではない。迷惑だ。なぜ私がやるのだ」と言っている感じに、私も機嫌が悪くなり「そんなことを私にぶつけるのは筋違いです。兎に角部屋をきれいにしてくださいよ」と何度も言いました。バスルームのタオルを取り替えて出て行こうとするので「友人の部屋はベットも毛布で白鳥を作ってくれてあったのでここもそうして」と言うと、嫌々そうでしたが、きれいに作ってくれました。

それを見て、ご苦労様と言う思いで私のTシャツと少し古くなった靴をお礼にプレゼントしました。彼女は「これ可愛いですね、サイズが小さいから子どもにあげるよ」と笑顔になりました。子どものことやら、今日帰ってしまった人のことなどを話し始め、すっかり仲良くなりました。そんなところに唐沢さんが入ってきました。「clean、clean と大きな声が聞こえたので心配しました」とのこと。そして「キューバと言うところはそういうところですよ」とも。

このホテル事情を通して、観光の国としてこれからキューバを支えていくにはまだまだ多くの課題があるということ、しかし心が通じれば、人間として交流を深めることができるということを学ぶことが出来ました。
彼女が作ってくれた白鳥をご紹介します。(左2枚目添付)

枝村 泰代










copyright (C) 2002-2009 All rights reserved terakoya edasan